【予約受付開始】新型デュラエース発表!シマノ R9100系DURA-ACE
予約受付開始! 新型DURA-ACE デュラエース R9100系DURA-ACEの予約受付を開始しました!!
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目次
SHIMANO DURA-ACE(シマノ デュラエース) R9100シリーズ 初回導入キット
R9100系デュラエースが、ついに公式発表されました。
DURA-ACE(デュラエース)といえば、シマノが誇る最高峰のレース用コンポーネント。
その歴史は古く、初めてDURA-ACEブランドのコンポーネントが登場したのは1971年。
2009年には電動コンポーネントを発表するなど、常に革新的なモデルチェンジを行ってきました。
それから40年以上、DURA-ACEはレース用コンポーネントのトップにあり続けます。
世界で戦うトッププロチーム、UCIワールドツアーチーム。
今年は全部で18チームありますが、そのうちなんと13チームがシマノのコンポーネントを
採用しているなど、その信頼性と性能の高さを保証しています。
4年前に発表された9000系DURA-ACEも前モデルより大幅進化していましたが、今回もすごいです。
今回シマノは、dura-ace.comという専用ページを設け、製品の発表を行いました。
dura-ace.comでは、怪しげなカウントダウンがされていました。
何を発表するのかはバレバレでしたが…。
これは、過去の新型発表時にもなかったことです。それほど気合が入った自信作ということでしょう。
さて、前置きはさておき、新生DURA-ACEについてご紹介していきます。
製品の価格やスペックよりも、スタッフが気になったポイントについて述べていきます。
1.クランク(FC-R9100)
ワイドなホローテックⅡアームと、非対称4アーム スパイダー構造となっており
剛性と軽量(BBを入れて7gの軽量化)の強化をしています。
ディスクホイール用のフレームによっては、リアセンターを410mmまで対応となっています。
4アームのクランクはそのままで、見た目に大きな変更はありません。
ですが、黒くなって少しだけクランクが太くなりました(それだけ?)。
よ~く見ると、ペダル軸がクランクの軸より微妙にズレているようにも見えますが、詳細は不明です。
6800系アルテグラ、9000系デュラエースなどの、ギアの互換性については現時点では不明です。
また今回の発表でもっとも注目されているであろう、パワーメーターについても後述していきます!
2.カセットスプロケット(CS-R9100)
あらゆるライディングに対応する豊富な歯数構成となっています。
ローギアの5枚はチタン製となっている事により軽量化に成功しています。
歯数構成は、11-25T、12-25T、11-28T、12-28Tに加えて、11-30Tという歯数が登場しました。
アルテグラには11-32Tという歯数がありましたが、デュラエースは28Tまでしかありませんでした。
11-30Tが登場したことにより、ハードな局面でもケイデンスを維持することができるでしょう。
しかも、デュラエースグレードなので軽量です。
今までは30Tや32Tが使いたいときは、重いアルテグラグレードを用いる必要ありました。
フロントを53-39T、リアを11-30Tなどにすれば、平地、上り、下り、
どんな場面でもギアが足りない!ということはなりそうです。
3.STIレバー(左:機械式 右:電動式)
機械式(ワイヤー式)の新型STI、従来のデュラエースより見た目も大きく変更されました。
より短いレバーストローク、手の小さい人でも安心のリーチ調整、レバー位置調整機能など、
内部も大幅に進化しています。
パッと見では、シフトダウンレバーに電動用STIについていた溝のようなものがついています。
また、ブラケットカバーは全体的に丸みを帯びたデザインに変更されており、
手のひらが当たる部分には滑り止めのようなデザインが施されているようです。
汗ですぐにグリップを失っていたブラケットですが、しっかり握れるように改良されていますね。
今までは明確に機械式と電動式でSTIのデザインが差別化されていたのですが、
パッと見ほとんど同じになりました。嬉しいような寂しいような。
エルゴノミックなデザインを追求した結果でしょうか?
握りやすく滑らないのであれば、何でも大歓迎です。
4.リムブレーキ用キャリパー(左:BR-R9100、右:BR-9110)
“スマートに設計された R9100シリーズのキャリパーブレーキは、剛性と制動力のベストバランスにより、ライディング時の安心と安定感を提供します。ブレーキアーム間のギャップを最小限に設計し、流れるようなデザインを実現しています。また、ツールのアクセスが容易、ホイール交換も素早く行えるため、セットアップはシンプルでイージーメンテナンス。“
新型のリムブレーキ用ブレーキキャリパーです。
もちろん、ノーマルキャリパーとダイレクトマウントの2種類に対応しています。
ですが、う~ん…。正直何が変わったのかよく分かりません。
しかし、ホイール着脱時に開閉させるクイックリリースの角度に注目!
今までは180度程度までしか開きませんでしたが、270度程まで開閉できるようになっているようです。
ホイールのリム幅がどんどんワイド化していく時代ですから、より幅の広いリムに対応できるように
しっかりトレンドも抑えてきています。
従来のブレーキキャリパーでワイドリム×25Cのホイールを履こうとすると、
クイックを全開にしないと入らないなんてこともあったので、これは嬉しい進化ですね。
また28Cのタイヤまで対応ということなので、ロングアーチ化している可能性も…?
タイヤを太く、リムは広くという構成をしっかり見据えてきていますね。
より調整幅が広くなったということは、レースの現場でも喜ばれることでしょう。
5.フロントディレイラー(FD-R9100、FD-9150)
より進化したフロントディレイラー…ということですが、色々と進化しているようです。
まず写真を見てお気づきの方も多いと思いますが、ロングアームではなくなりました。
9000系デュラエース、6800系アルテグラ、5800系105、4700系Tiagra、3500系SORAなど、
幅広いグレードに採用されていたロングアームのフロントディレイラーですが、
今回ロングアームを継承せずに、新たな機構が登場しました。
5グレードに渡って(ほぼ)同じ機構を使ったということは、相当な自信作だと思っていたのですが…。
それだけ新機構に絶対的な自信があるということでしょうか?
フロントディレイラーの最も大きな変更点は、イージーセッティングシステムを搭載したことにより、
組みつけ時のワイヤーアジャスターが必要なくなったという点です。
今まではワイヤーの張りを調整するときはフレームや別途取付したワイヤーアジャスターを回したり、
ワイヤー自体を固定し直したりしていましたが、その必要がなくなるようです。しかも工具は不要。
また、ワイヤーを固定する際には2種類の張り方があったのですが、1種類になりました。
色々進化していますが、その分ディレイラー本体の構造はゴチャゴチャしているように見えます。
ワイヤールーティングもなかなか複雑そう…。
あと、走行中にワイヤーの張りを調整したくなったらどうするんだろう…?
細部が未公開なので多くは分かりませんが、個人的にすごく気になるパーツではあります。
電動用のフロントディレイラーは、より小ぶりになり、デザインもすっきりしたように見えます。
6.リアディレイラー(RD-R9100、RD-R9150)
新型のリアディレイラーですが、従来からの変更はなく11速仕様です。
ディレイラー本体の固定方式がダイレクトマウントとなり、より剛性があがりました。
今回”Shadowデザイン”と呼ばれるコンセプトを採用し、スプロケットとリアディレイラーとの
距離が常に一定になるよう設計されているようです。チェーンが暴れなくなるので、
変速性能が上がっていることは間違いないでしょう。
また、MTBのノウハウを応用し、側方への張り出しを減らすことで、障害物に接触するリスクを
低減しています。トラブルに遭いにくい構造、地味すぎる・・・!けどスゴいぞシマノ!
またその構造上、ホイールの脱着もよりスムーズになってるんじゃないのかな?とも思います。
また、今まではロング、ショートというケージの長さにより使える歯数の上限が決まっていましたが、
今回は長いケージのものが1種類だけのようです。
プロの現場でも、32Tのスプロケットを使用するためにアルテグラを仕方なく使う、
ということがあったようですので大幅な進化といえるでしょう。
R9100系デュラエースは、MTB用コンポーネントの技術をふんだんに投入しているようですが、
リアディレイラーがもっともその影響が大きそうです。
7.ホイール(WH-R9100-C60、WH-R9100-C40、WH-R9100-C24)
パワーメーターに次いで注目度の高いであろう、R9100系ホイール。
見た目はよりシンプルかつ落ち着きのあるデザインに、リムハイトにも若干の変更がありました。
今までは、C24、C35、C50、C75という4種類のリムハイトが用意されていましたが、
C24、C40、C60という3種類になりました。
個人的には大迫力のC75ホイールが好きだったので少し残念です…。
全体的に艶のある黒デザインで、ロゴはシンプルにDURA-ACEのみ。
好みが分かれそうですね。
そして今回、カーボンクリンチャーのラインナップはありませんでした。
まだまだカーボンクリンチャーは発展途上ということでしょうか?
アルミリムのモデルは、C24、C40、C60とすべてのモデルがラインナップされていますが、
カーボンリムのモデルはC24が未だ発表されていません。やはりリムハイトが低い分、剛性と耐久性を
確保するのにより技術が必要なのでしょうか。
9000系の時もC24のカーボンチューブラーは後発だったので、もうしばらく待つ必要がありそうです。
シンクロシフト
自転車に乗っている時、
「前のギアを変えたら後ろのギアも変えて…こっちが軽くなるならこっちを重くしないと…」
という経験はありませんか。レース、通勤、サイクリング、どのような場面でも発生すると思います。
チェーンが擦らないように変速し、考えながらシフティングをする必要がありました。
しかし、今回登場したR9100系デュラエースの電動用、Di2に、すごい機能が登場しました。
シンクロシフトと呼ばれる機能です。
既にマウンテンバイク用コンポーネント、電動用XTRには採用されていた技術なのですが、今回ついに
ロード用のコンポーネントにも採用されることになりました。
動画を見れば一目瞭然ですが、シンクロシフトを使えば、
「ギアを重くする」「ギアを軽くする」ということしか考えなくていいんです!
「スピードがあがってきた、前をアウターに入れて、そのままじゃ重すぎるから後ろを軽くして…。
坂道だから前を軽くしたら次は後ろを重くして急にケイデンスが変化するのを防がないと…」
と考えていたのが、「重くする」「軽くする」ということしか考えなくてもよくなります。
しかも、ギアを軽くするときと重くするときでは、同じギアにいれる時でも
変速ショックが大きかったり小さかったりするので、それも自動的に計算し、
なるべく変速ショックが少なくなるように、自動で最適なギアの組み合わせを選んでくれるのです。
いずれロードバイク用のコンポーネントにも登場するとは言われていましたが、ついにきました。
もちろん、ロードとMTBでは走行環境が全く違います。
しかし、快適な変速ができるようになることは間違いないでしょう。
またリアの変速を基準にフロントの変速を自動で行うフルシンクロモードと
フロントの変速を基準にリアの変速を自動で行うセミシンクロモードから選択することができます。
フルシンクロモードはギアを最適な組み合わせて変速できるので少し違和感があるかもしれませんが、
セミシンクロモードなら、その恩恵をすぐに感じ取ることができるでしょう。
従来
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投稿者情報:h_yamada