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<自転車メンテナンス>ロードバイクの乗り方

投稿者:mechanic

<自転車メンテナンス>ロードバイクの乗り方

最近ロードバイクに乗っている人をよく見かけます。
そんな人たちを見てロードを買った、という人も多いでしょう。
でも近くに詳しい人がいないと、デュアルコントロールレバーなどの独特な
機構の扱い方がわからず、苦戦することは確実です。
そこで今回は、ロードバイクが初めての方向けに、ロードバイクの乗り方を説明します。

ロードバイクは、長距離を快適に走るためにドロップハンドルを装備しています。
ドロップハンドルは、普段はブラケットに手をかけて走ります。登り坂、ゆっくり走るときはフラット部(※写真)を握り、呼吸しやすくします。
下り坂、向かい風のときはドロップ部を握り伏せた姿勢をとります。

ドロップハンドル

ロードバイクには前に2、もしくは3段のギア、後ろに8、9または10段のギアが付いており、長距離をこなすことができます。これらのギアを切り替えるため、 シマノ社製変速機の場合はデュアルコントロールレバーと呼ばれる機構、一部のモデルはWレバーという変速レバーが付いています。

●デュアルコントロールレバーの使い方
シマノが開発した、ブレーキと変速レバーを統合したシステムで、カンパニョーロやSRAMからも同じコンセプトの製品が出ています。(レバーの形、動きは各社異なります)
デュアルコントロールレバーSORA STI

使い方を実際に見て見ましょう。

・ブレーキ
ブレーキこれはブレーキレバーを引くだけです。

・リアシフトアップ(後ろのギアを重くする)
シフトアップ右レバーについている解除レバーを、「カチャ」と音がするまで 内側(SORAタイプなら下)に押します。

・リアシフトダウン(後ろのギアを軽くする)
シフトダウン右のブレーキレバー自体を内側に押します。

・フロントをアウターにする(前のギアを重くする)
左のブレーキレバー自体を内側に押します。

・フロントをインナーに(前のギアを軽くする)
左の解除レバーを「カチャ」と音がするまで押します。

●Wレバーの使い方
一部のロードバイク、ランドナーと呼ばれる旅行車に使われる変速システムです。
Wレバー

・リア変速(後ろのギアの変速)
右についているレバーを手前に倒すと軽いギアになり、奥に倒すと重くなります。

・フロント変速(前のギアの変速)
左についているレバーを、変速するまで手前に倒すと重いギアになり、奥に倒すと軽いギアになります。
変速時にふらつかないよう気をつけてください。

変速する時にはペダルを強く踏み込まないようにしてください。強く踏み込むとチェーンやスプロケットを痛め、変速性能も低下します。
また、アウターXロー(前も後ろも一番大きなギア板)やインナーXロー(前も後ろも一番小さなギア板)は、音鳴り、効率低下の原因になるので控えてください。

●サドルの高さ - 空気抵抗を減らし、筋肉を有効に使うため、多くのロードバイクのサドルは、そのままでは足を着けないほど高くなっています。信号待ちなどでとまる時は、サドルから 降りて足を着きましょう。また、サドルの適切な高さは乗る人によって異なるので、こちらの記事を参照して正しい高さに設定し直してください。
サドルには座らない

●細いタイヤ - 舗装路での抵抗を減らすため、ロードバイクはかなり細いタイヤを履いています。そのため、車道の排水溝、ガラス片、段差には十分注意して走行する必要があります。
また空気圧管理ができていないととてもパンクしやすくなります。空気の入れ方はこちらの記事を参照してください。

●ブレーキ - ロードバイクのブレーキは、前ブレーキ(一般的に右レバーが前ブレーキに対応)が停止、後ブレーキ(一般的に左レバーが後ブレーキに対応)がスピードコントロールに使われます。
※前ブレーキをかけすぎると前転する恐れがあるので、急激なブレーキ操作は控えましょう。

●サドルやハンドルの調整 - ロードバイクに乗って体が痛いと感じたら、サドルやハンドルを調整したり、交換してみるのも手です。
サドル交換の方法はこちら、ハンドルの調整はこちら

ロードバイクという自転車は、いわゆるママチャリと違って、元々レース用の機材です。なので、慣らし運転を行い、初期調整をしっかり行なう必要があります。
また、想像以上に速度が出る乗り物なので、常に回りに注意を向ける安全運転を心がけてください。車道逆走、無理なすり抜け、公道での暴走は大事故につながります。
そして、自転車事故で最も致命傷になりやすい頭部を守るためのヘルメット、手を保護するためのグローブは必ず装着してください。
この説明は一般的なロードバイク向けの説明ですので、分からないことがあればプロショップに相談してください。

次の記事で、自転車に乗る前にやるべき点検について説明します。

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