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BROOKS(ブルックス) CAMBIUM C13 (カンビウムC13)レビュー

投稿者:h_yamada

BROOKS(ブルックス) CAMBIUM C13 (カンビウムC13)レビュー

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BROOKS(ブルックス) CAMBIUM C13 (カンビウムC13)が試せる
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キャプチャ


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■前置き

普段使用しているサドルはフィジークのアリオネR3(サドル幅130mm、全長300mm、重量カタログ値198g)である。対して今回使用したサドル、BROOKS C13 CAMBIUMは、サドル幅132mm、全長275mm、重量カタログ値259gである。また、CAMBIUMは、レールのハンモック構造により快適性を確保しているため、クッション、パッド、ゲルなどは一切使用されていない。座面の表面はエンボス加工がされている。

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■使用してみて

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まず感じたのは、パッドの類がなくても快適性は十分に確保できるということだ。パッドがないサドルへの先入観から乗り心地は最悪だろうと思っていたが、良い意味で裏切られた。ハンモック構造はサドルの座面を支える支点をあえてサドルの先端・後端のみにすることで、サドルベースの沈み込みを促すものだ。クッションやパッドの量で快適性や硬さを調整するサドルとは、根本的に違うと考えてよい。

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坐骨の当たる部分は手で触れば簡単に曲がるほどよくしなり、サドルの幅も132mmと比較的狭いため、ペダリングを邪魔することもない。また表面がエンボス加工されており、合皮のサドルにありがちな、前乗り時に、勝手に前に滑っていくというようなことも全く起こらない。フラットな形状で移動はしやすいが、表面の加工により決めた位置から勝手にずれていくというようなことを防いでいる。またクッション・パッドの類がないため、サドルのヘタりとは無縁だと考えられる。
セッティングの変更としては、スタックが普段使用していたサドルよりもあるため、シートポストを1.5センチほど下げた。またサドルの長さが短くなったため、サドル先端の位置でポジションを合わせると、1センチほど後退幅が減った。
パッドがないサドルの使用は始めてだったものの、案外快適でちゃんと考えられてるなぁというのが率直な感想だ。また鋲打ちのサドルを使用するのは始めてだったため、気になっていたものの、ライド中はまったく違和感や存在を感じるようなことはなかった。
類似のサドルとしては、サンマルコ・コンコールレーシング、フィジーク・アリオネなどに近いと感じた。この2つからの移行であれば、スタイルや好みを問わなければ、極端な痛みや擦れに悩まされることはないはずである。

■気になったこと

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カーボンレールサドルであるが、重量は250g以上と重さを拒めない。注意点としては、まず、サドルレールの後端の形状である。後端の形状が横から見た時に直角に近い形状をしている。このために、サドルレールに取り付けるタイプのテールライト、あるいはサドルバッグの取り付けができない可能性がある。また、レールの直径が通常の金属製レールなどよりも太いため、ヤグラの形状によっては取り付けができないシートポストがある可能性もある。
使用中に気になった点は、サドルの先端に座った時、突き上げが強く感じられることだ。ハンモック構造の特性として、しなり、沈み込むスイートスポットはどうしてもサドルの中央付近になる。そのため、サドルの先端部分、また後端部分では全くしなりが感じられず、痛みが生じる可能性がある。筆者はよくサドルの先端に刺さるような座り方をするが、路面からの衝撃がダイレクトに突き上げてきた。フラットな形状ではあるが、どこに座ってもそこそこ快適、というわけではないことに注意したい。
セッティングに関して気になった点は、前述した通りのレールの形状によるサドルバッグ・テールライトの取り付けが厳しいこと、そしてレールの長さが比較的短いことだ。やぐらの形状にも拠るが、現状のサドルセッティングが極端な前乗り・後ろ乗りである場合、希望するポジションを出せるかどうかを確認するべきだ。

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BROOKS(ブルックス) CAMBIUM C13  カンビウムC13

画像のC13はテストサドル用のデザインです。

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この度、Brooks  Cambium  C13を使用する機会に恵まれたので、レビューを書いてみたいと思います。

まずは、私が普段使っているサドルの情報から。
2台のロードバイクに乗っていて、1台はトレックにもともと付いていたボントレガーの安いサドル(重量324g表面はやや柔らかめ)
もう2台目はセライタリア・SLSキットカルボニオ(重量約250g,表面は少し固め)を装着しています。

私はサドルに対してそれほどこだわりがなく、交換することなく初期からずっと乗っているので、今回新しいサドルに乗るのは初めてと言っても過言ではありません。
しかし、このブルックス・カンビウムC13には良い意味で驚きました。約40km、平地メインでの使用だったのですがサドル一つでここまで感覚が変わるとは思ってもいませんでした。


◯乗り心地◯
最初にカンビウムC13を手にとって触感を確かめた時の第一印象は、
『表面がすごく固い感じ、おしりが痛くなるのではないか?』というものでした。
指でサドル面をコンコンしてみても、固い感触しか感じない。

しかし、乗り始めてみると意外なほど固さを感じない。素材自体の固さはあるものの、カンビウムC13独特の「ハンモック構造」というものにより、ほどよくシナリがある。そのシナリ具合がまた絶妙で、路面からの衝撃はマイルドにいなしつつも、コシがしっかりしている感じで、お尻が沈みこみすぎたりもしない。

試しにお尻をサドルに押し付けてみると、変形しているのが感じられます。表面の素材自体は固いので、これはサドル面が変形しているのではなく、ハンモック構造のレール部分が変形している・・・・・・これが、マイルドでありながらもしっかりした乗り心地を生み出している理由だと思います。

好みもあるかもしれませんが、私はこの構造が生み出すシナリの感覚が快適で、軽く感動を覚えるほどでした。
150kmほどのロングライドもよく行くのですが、ロングライドにこそ使ってみたいと思いました。

ちなみに後日、私物のサドルで同じ動作を試してみたのですが、カンビウムC13に比べてほとんどシナリはありませんでした。

ただやはり、表面の素材自体は固いので、普通の私服等で使用するには固く感じられるかもしれません。あくまでもレーサーパンツの着用を前提としているような気がします。

最初に触った時に感じたサドル面の固さですが、ハンモック構造のシナリいかすためには、このくらいのしっかりした固さが必要なのではと思います。もしこれで表面が柔らかければ、ただのフニャフニャでコシのないサドルになるだけなのでは。


◯外観◯
これも気に入りました。シンプル・細身のフォルムで、ロードバイクにピッタリだと思います。このサドルにしただけで、シャープな見た目になりますね。
表面の素材はオーガニックコットンということで、滑りにくく、なじむような質感です。
高級感はさすがです。

また、カーボンレールは「割れやすいんじゃないか?」と勝手に思っていたのですが、今回使用してみて、それは杞憂であることが分かりました。締め付け過ぎたりせず、ごくごく普通に使えば、全く問題ありません。


◯注意点◯
非常に気に入ったカンビウムC13ですが、いくつか注意すべき点があります。

一つ目は、やはりサドルの絶対重量そのものが重いこと。カタログ値で259g、実測では267gでした。
これでは、決して軽量サドルとはいえない。軽いものとなると、これより100gは余裕で軽くなる。中級モデルでも、これより軽いものはたくさんある。

私はヒルクライムをしているので、そのポイントはかなり気になりました。せめてあと30g軽ければ・・・。軽量パーツにこだわる人、ヒルクライムをしていて1gでも軽くしたい人にはオススメできません。

二つ目は、サドル自体に高さがあるので、シートポストを大きく下げなければいけないこと。そのままでは1cmはサドル高が高くなり、使用できません。事前に、交換前のデータを取っておいてから交換に着手した方が良いです。


このような感じで、私はこのサドル・カンビウムC13にかなりの好印象を持ちました。
40km程の使用なので、山岳を含めた100km超の総合サイクリングに用い、その性能を試してみたいところです。
それで問題なければ、購入を検討してもいいと思いました。


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使用サドル

普段はセラサンマルコのCONCORコンコールを使用しています。
ノーズの部分が細身で、座面が丸みを帯びているためペダリングがやりやすいために気に入って使っています。

サイズ:278x134mm
重量:135g
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形状・比較

カンビウムC13のノーズの方がかなり手前からクイックにくびれています。

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C13のレールは売りの方についているため、サドルを後ろに引く方にとっては引きしろが少なくなります。
逆にサドルを前に出だせる様になっています。

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独特なレール形状と構造はレールの上にベースが覆いかぶさり固定されるハンモック構造になっています。
一般的な構造をしたコンコールと比べるとその構造の違いは一目瞭然。

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もしベース、またはレールが破損した場合は、固定の六角ネジを外すことで破損パーツだけの交換で対応することができます。ブルックスの理念「永く使える」が守られています。


C13は座面が丸みを帯びています。座面が大きめで安定感と快適性を生み出します。

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使用

今回は通勤に使っている、クロモリフレームのロードバイクに取付しました。リベットのデザインがクロモリロードにもよく似合います。

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実際走ってみtると、ノーズの部分が細いのでペダリングがかなりやりやすく、硬そうに思えたベースも乗ってみると全く硬さは感じませんでした。下記のような石畳を走ってみると、サドルが振動を吸収しているしていることがよくわかりました。
ただ大きな段差を走ると下に沈み込み衝撃を吸収してくれますが、その後バネのように跳ね返りおしりが押される突き上げがあります。大きい段差を走るときはこの跳ね返りが気になりました。恐らく、ベースのゴム素材とハンモック構造の特性だと思います。この部分少し慣れる必要があると思います。

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BROOKS(ブルックス)を詳しく解説

BROOKS(ブルックス)サドルを詳しく解説

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画像のC13はテストサドル用のデザインです。

 

 

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