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第4回★自転車の輪を広げよう♪

投稿者:DJ GALAPA

第4回★自転車の輪を広げよう♪

こんにちは!DJがらぱです(^^)

8月もいよいよ終わり。みなさん、どんな夏休みでしたか?

私の8月は、丸岡ロード(福井)、インターハイ(佐賀)、リッツクリテリウム(滋賀)、都道府県対抗(大分)と相変わらずレース三昧(^^;)しかもインターハイや都道府県は4~6日開催となるため、8月は3週間ほど家を不在にしておりました。ってほとんどやんか!(苦笑)

都道府県は次年度の国体開催県で行われるリハーサル大会。来年の大分国体に向けてのいろいろな意味でのリハーサルと、男子だけではなく女子のレースがあるということでとても熱い戦いが繰り広げられます。ちなみに今年の国体は9月の終わりから秋田県で開催されます。私も実況で行きます!

女子のレースって本当に少ないんですよ。ホビーレースならば女子のカテゴリーはどのレースでも結構ありますよね。でも、インターハイや国体などは男子のみ。全国規模での大会で女子がその実力を競える場というのは案外少ないのです。高校生でいうと、選抜大会と都道府県大会とあと少しくらい。日本の第一線で活躍している女子選手も似たような状況です。でも最近徐々に女子選手も「強化」という体制が整いつつあって、JCF(日本自転車競技連盟)が女子強化についてもいろいろと考え始めているという話も聞きます。ついこの間ジャパンチームの三浦監督と話をする機会があったのですが、女子選手の熱心さに驚いたと話していました。オリンピックに向けてこれから少年や女子の選手たちの活躍が期待できそうです。

といっても普段趣味で自転車に乗っている方からすればこんな「強化」や「オリンピック」などというのはまったく縁のない話に感じられるかもしれません。でも、一緒にツーリングしたりする仲間にいろんな年代の人がいたり、女性も一緒に楽しく走れたりすると楽しいと思いませんか?そんなふうにいろんな人が集える場を作るために大切なことは何でしょう?

女子選手と話をしていたりして感じることなのですが、そういう時大事なのは「お客さん扱いしないこと」がまず第一だと思います。いわゆる「上げ膳据え膳」でちやほやしてあげるよりも、「一緒に走る仲間」として輪の中に入れてあげるほうがきっと楽しい。その代わり、パンクしたりすれば自分で修理できるように指導してあげたり、激励してあげたりなんてことも必要になるでしょう。子供たちが参加するときも同じ。もちろん体調管理や大事なことは教えてあげながらですが、何もかもしてあげることはないし、自分で自主的に積極的にその輪の中で楽しめるように一人前に扱ってあげることが大切だと思うのです。

これが「クラブチーム」の本当の良さ。誰かが運営やお世話など一手に引き受けて負担になってしまうのではなく、みんなでワイワイやりながらみんなで運営して、みんなで走る。レースに行くときもあるでしょう。そのときはみんなで出る人を応援し、サポートし、その一日を楽しむ。誰かがホストになってあれこれ世話を焼いてしまうのをたまに見かけますが、そうすると誰か一人しんどいし、「みんなで走ってる」というより「走らせてもらっている」って感じになってしまいます。

私が以前、QBEIのみなさんと一緒にツーリングしたり、お客さんたちとレースに出ていたときはもう私のことを誰もいい意味でチヤホヤなんてしてくれませんでした(笑)。パンクすればまずみんなだだだっと駆け寄ってきて、何をするかといえば、大笑いしながら写真を撮る!(^^;)やったー!記念だ記念!とか言いながら(苦笑)。そして私がごそごそチューブとか出して修理するのを待っていてくれて、困っているとアドバイスしてくれたりしながらのんびり私のやることを待っていてくれる。決して誰かがやってあげよう、みたいにはなりません。でも、そうやってある意味コケにされながら(笑)私自身もどんくさいわ~なんて大笑いできることで一体感があって、ああ、自転車楽しい!ってなった覚えがあります。

これからいい季節。みんなでツーリング、や、レース、って方も多いかも?そのときは是非、みんな主役で意見を出し合いながら、自分が楽しめるように言いたいこと言って自転車ぶいぶい乗ってくださいね。そんな楽しい集まりには知らず知らずに人の輪がさらに広がってくること請け合いです!

都道府県表彰式 

(写真は都道府県対抗の少年男子ポイントレースの表彰式。接戦を制して京都の高校生が優勝しました!)

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