投稿者:DJ GALAPA

風と仲良く

こんにちは!DJがらぱです。
急にあったかく(暑く)なりましたね。
あまりに急すぎて身体がびっくりしています(^^;)

 

そういえば、今年、春一番の話題ってありましたっけ・・・?
なんだかそんな春の雰囲気を満喫することなく初夏へ引っ張られている感じですね。

 

さて、GWも間近。
イベントも目白押し。サイクリングの計画ばっちりな方も多いのでは。

 

そこで今日は「風」を考える話です。
風を切って走る、とか、風になる、とか
自転車は風と切っても切れない間柄。
その風と仲良くして楽しく安全に走ることを考えたいと思います。

 

というのも、先日お邪魔したレースで、こんなことがありました。

 

集団が比較的大きなままで迎えた最終周回。
スプリントを想定した動きに集団もなります。
(最後まで勝負がもつれること、集団でのゴール争いになるであろうことが容易に予想できました)

 

大きな楕円を描くようなコースで、その直線の部分でバックストレートは追い風、ホームストレート(つまりゴールに向かうほう)は向かい風になる風向きで、しかも風が結構強く吹いていました。

 

集団がカタマリだった時は、まだ統制のとれていた状態だったのですが、いざ、ゴールまで数十メートル、スプリントが始まった時にそれは起こります。
飛び出そうと動いた選手数名が前へ出たものの、強い向かい風に思ったほどペースがあがらなかったのです。
後ろにいた選手はもちろん飛び出した選手に反応します。
追いかけようとするわけです。
ところが、前に飛び出した選手がいて風よけがあった後続の選手のスピードと、前で風に押し戻された選手のスピードが合いません。
追突になりそうになりました。
後続は必死で回避しましたが、さらにその後方の選手がペースをあげようとした矢先だったため、後続が追突を起こしました。
回避した選手は結局転倒、さらに追突されて踏まれてしまうということが起こってしまいました。

 

この日はこんなアクシデントが何件も起こりました。

 

原因としては、後続選手が前の動きについていききれなかったこと、さらに全体的に集団が前方への注意が薄かったこと、いろいろ考えられます。

 

でも、風が強かったのはその一瞬だけではなかったことを考えると、選手同士の動向と合わせて「風」についての予測ができればさらによかったかもと思います。

 

向かい風のパワーは結構凄いです。
集団の中にいたら維持できたスピードがいざ風を受けると一気にスピードが落ちてしまいます。

 

先ほどはレースの時の話でしたが、これはサイクリングでも結構重要なこと。
風の強い中、集団でサイクリングになることもままありますよね。
向かい風の時は、集団の前方の人はかなり風圧を受けますので、ペースを上げることは難しいし、疲れます。
なので、できればこまめに先頭交代して、全体のペースを無理なくキープできるとみんなで楽しめるかと思います。
さらに、向かい風の時は一気に前がペースダウンすることがあります。
前方のとの車間にも注意しておくことが大事です。

 

追い風の時は、気持よくペースがあがりますが、前の人はそれなりに空気抵抗を受けています。
後ろから煽ってしまうとこれもアクシデントの原因になります。

 

案外怖いのが横風。
横の動きになるので、隊列を組んでいる時は、前方の人とはすってしまわないように注意しなければなりません。
どうしても横にあおられることもあるでしょう。
その時に前の人の後輪と自分の前輪の位置がかぶってしまうような位置取りをしていると、前の人の突然の横の動きに引っかかったり、行き場がなくなってしまうことも出てきます。
確かに前方の人の後輪にかぶせるくらい近くに位置取りするととても楽に走れますが、特にサイクリングの時はそれはやめたほうが絶対に安全。
並走するのも危ないです。

 

しんどい怖いの話になってしまいましたが、でも、向かい風、追い風、横風、その特徴さえ押さえておけば、その風を身体に感じながら走るのは一方とても楽しいものです。
せっかくサイクリングするなら、ぜひ、風と仲良くして、楽しんでくださいね(^^)

 

最近特に、レースの下見、試走の目的でその開催される場所に走りに行かれる方も多くなりました。
でも、レースではない時でも並走されていたり、レーススピードだったり、かなり接近した隊列だったり、見ていてひやりとすることも多いです。

 

レースであれば、みな同じ方向で走ります。
対向車も来ません。
でも、通常であれば、歩行者もいます。
対向車もいます。
生活されてる人がいます。
そこをサイクリングするときは、走られる方も目的は関係なく、道路上の一員です。
そこはお互いに楽しく安全に、自転車は車道の左側を、並走したり大きな集団ではなく一列で、でお願いしたいです。

 

ちょっと肩の力を抜いて景色を眺めたり、風と仲良くしたり、たとえ目的は下見や試走であっても、そんなこともぜひ楽しむ余裕で走ってもらえたらなーと思います。

 

GW、楽しく安全に、自転車といっぱい過ごしてくださいね♪

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