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第2回★暑い夏を楽しく!水分補給の話

投稿者:DJ GALAPA

第2回★暑い夏を楽しく!水分補給の話

こんにちは!DJがらぱです。先週の連載開始からたくさんの反響をいただきました。どうもありがとうございます!

 さて、第2回となりました。いよいよ今週からいろいろな「自転車話」を始めていこうと思います。

 今回は「暑い夏」を楽しく自転車と一緒に過ごすために、を考えます。

最近では昼間の気温が35度を超えることも珍しくなくなりました。でも、この時期にしかまとめて休暇を取れない方も多いですよね。そこで、暑いのを承知でちょっとロングツーリング、としゃれこんだりすることもあるでしょう。

そんな時は少し気をつけて装備をチェックすると帰宅するまで楽しい時間が過ごせます。

 今回注目するのは「水分補給」。

スポーツ車には、専用の「ボトル」を装着するためのワク(ボトルケージ)を装着するためのネジがあらかじめついていますし、もう当たり前のようにそこにボトルを装着されている方も多いと思います。

では、そのボトルに何を入れましょうか?

一番多いのは「水」でしょう。まずは水。これは確かに基本です。でもそれだけではロングツーリングなどのとき、少し心配です。なぜなら、自転車に乗っているときは風を受けているので気がつきにくいのですが、思っている以上に汗をかいているからです。

汗をかいているならば水を補給するのでいいじゃないか!と思われるかもしれません。でも水ばかり補給していると、しばらくしてから足がつってきてしまうことがよく起こります。これは汗をかくことで身体から塩分などが排出されてしまい、身体の中の塩分やミネラルが欠乏してしまうから。さらにあまり水ばかり大量にごくごく飲んでしまうと運動して疲れている内臓に負担をかけてしまい、苦しくなってきてしまうことも。レース経験のある方ならこの足がつってしまったり、内臓が疲れてしまって苦しくなったり、ということを何度も経験されているかもしれません。

こういうとき、一番簡単なのはやはりスポーツドリンクを持って行くこと。でも、スポーツドリンクでは暑くてたまらなくなってしまったとき、身体にボトルの中身をかけたり、ということができません。

そう、ボトルの中の水は飲むためだけではなく、アタマや身体にかけて冷やすためにも使えるのです。

そんな時に便利なのが「保冷ボトル」。これはボトルの中の水分をある程度冷えたまま持ち運べるので水を入れておくと何かと便利に使えます。

そのほかにスポーツドリンクのボトルを持っておけば装備万全!ですが、なんといっても水やドリンクは重たい!どうせなら水を2本持ちたいなどとやっていると何本もボトルを持つ羽目になってしまいます。

そこで私が仕事のときにやる方法なのですが、小さな密閉容器などにおうちにある塩を入れてかばんにしのばせておくのです。そして疲れてきたなあ、と思ったら塩を一つまみぺろっとなめて、そのあと冷たい水を少し飲みます。すると随分身体が楽になるのです。これなら必要なだけ保冷ボトルには水を入れておけばいいですし、装備も減ります。

今まで水分補給で悩んでいた方は一度試してみてくださいね!

 さて、私は先週ずっと佐賀のインターハイのアナウンサーをしてきました。灼熱の佐賀での熱い高校生のバトルは見ていて手に汗握る戦いばかりで充実した5日間でした。

その中でやはり暑さの中、熱中症の症状で一度救護に運ばれた高校生がいました。一度は病院へ行こうということになったのですが、その生徒は「もう大丈夫だから走らせてくれ」と涙を流して懇願したそうです。ドクターの所見で症状が軽かったこともあり、その生徒はそのあとの競技へ出場。そして見事その競技で優勝を勝ち取ったというドラマもありました。的確な補給と処置があってこそでしたが、感動的な一瞬でした。

競技を一年中やっている人でもこの季節はやはり油断はできません。熱中症は事前に水分をしっかり取っておくことと暑い中での適切な水分とミネラルの補給が大切です。まだまだ残暑厳しいですが、みなさんも是非装備万端で残りの夏を楽しんでくださいね!

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投稿者情報:DJ GALAPA

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